余りに酷いサイトを晒してやるコーナー  第一弾

余りに酷いサイトを晒してやるコーナー、の第一弾である。
まずはその表題にのけぞる。

●01.10.19
『博多ラーメンは三つある』 の巻〜博多 長浜 元祖長浜屋 中洲 呑龍

ほおおお〜、三つか。そうか…。(笑)まあ続きを見てみよう。後ろの方で「筆者の第一回“博多ラーメン 食べ歩き紀行”」と言っているのだから、この作者は福岡でのラーメン体験は初めてであることを念頭に置いて読んで欲しい。

 社内旅行で福岡に行くことになり、せっかくなら本場の“とんこつラーメン ”を食べ歩きたいと思った。“とんこつラーメン”といえば、もはやラーメン としてはクラシックなスタンダードであり、もはや右を向いても左を見てもラ ーメンと言えばとんこつという風潮はある。ただ、筆者はここ何年来かで食の 好みがかなり変わっていて、かつてはけっこう好きだった“とんこつラーメン ”が、すっかり苦手になっている。東京に行けば、必ず寄っていた新宿の『博 多天神』(都内でもっとも濃厚なスープを出すというのが売り)にはここ数年 来、まったく行ってない。あの独特の獣臭(けものくささ)も、もはや不快に しか感じない。というわけで、結局、2軒しか回れず、食べ歩きというにはか ”を食べ歩きたいと思った。“とんこつラーメン”といえば、もはやラーメン としてはクラシックなスタンダードであり、もはや右を向いても左を見てもラ ーメンと言えばとんこつという風潮はある。ただ、筆者はここ何年来かで食の 好みがかなり変わっていて、かつてはけっこう好きだった“とんこつラーメン ”が、すっかり苦手になっている。東京に行けば、必ず寄っていた新宿の『博 多天神』(都内でもっとも濃厚なスープを出すというのが売り)にはここ数年 来、まったく行ってない。あの独特の獣臭(けものくささ)も、もはや不快に しか感じない。というわけで、結局、2軒しか回れず、食べ歩きというにはか なりお粗末な内容になってしまった。

ほ〜、新宿の『博多天神』って、『都内でもっとも濃厚なスープを出すというのが売り』だったっけ?まあどちらにせよそれは全く間違っているけど。それと以下の記述は「結局、2軒しか回れ」なかったという体験しか無い人間が書いたということも覚えておくべきである。続きを見よう。

支給された地図だが、この情報は古い!  新幹線“のぞみ”で福岡に到着 すると、とりあえずは長浜へ行ってみることにした。博多駅から地下鉄1号線 に乗って赤坂で降り、そこからやや海に向かって歩く。支給された地図によれ ばこの博多漁港〜福岡市中央卸売市場の近くにはラーメン横丁とでも言うべき か、かなりのラーメン屋があるはずなのだが、ほとんど全部、『元祖長浜屋』 になっていた。結局、『元祖長浜屋』がこの界隈のラーメン戦争に一応のケリ をつけたということなのだろう。

ここでまたまた酷くのけぞる。空いた口が塞がらないとはこのことだろう。ラーメン横町ってのは、まあまちがってはいない。大量の「とん吉」屋台と元祖長浜屋、その他のラーメン店が集中しているからだ。しかし急激に店が増えたのはここ10年位で、それまではとん吉と本店と支店の元祖、他に1軒くらいしかなかった。ちなみに昔も今も、元祖は2店しかない。「ほとんど全部、『元祖長浜屋』になっていた。」というのは全く意味が通じない。挙げ句の果てに「結局、『元祖長浜屋』がこの界隈のラーメン戦争に一応のケリをつけたということなのだろう。」と来た。戦争って何ですか?ケリをつけた「地域のほとんどを占める元祖長浜屋って何ですか?(笑)脳内妄想をここまでしゃあしゃあと書けると言うのは一つの才能だろうが、実生活でこういう人とつき合わねばならなくなったら一体どうなるのだろう?突然「妄想のなんとか戦争に妄想の複数の誰かがケリを付けた」とか言い出したらどうする?恐いとしか言いようがない。近い内に裁判員制度とやらが始まるらしいが、こういう妄想君が裁判員になったら無罪が死刑、死刑が無罪とか言い出して収拾が付かないのじゃないだろうか。

 筆者はしかし、件の長浜ラーメン、旨いと思って食べたためしがないのだ。 とにかく麺にやたらくどくどトッピングするのが気に入らない。だから、言わ ば日本中の長浜ラーメンの総本山とでもいうべきこの小汚いほったて小屋に着 いても大した感慨はなかった。むしろ、筆者自身の本命であった東京環七通り の行列のできる店として有名な『なんでんかんでん』の師匠筋にあたる『ナン バーワン』が潰れていた(?)方がショックだった。

ははははは。「長浜ラーメン」は「麺にやたらくどくどトッピングするのが気に入らない」そうで。一体どこの「長浜ラーメン」のことを言っているだろうか?そんな風習があるのは東京の店だけなのだが?御自分の周りにある長浜ラーメンが絶対的基準なのでしょうか?

 入ってみると米塚功のガイドブック『かぶりつき! 全国380軒 ラーメ ン鑑定書』(読売新聞社)で読んだ通り、メニューはラーメンしかないので、 こちらが注文するまでもなく、入店した人数分のラーメンがカウンターのババ アによって厨房に告げられる。なんとも自動化されていることよ。お茶、胡椒 、等のオプションはテーブルに置いてあり、すべてセルフ サーヴィス。木の 丸椅子はなんとも座り心地が悪い。しかし、ラーメンは400円で替え玉、替 え肉(!)はともに50円という超破格値なんで、店はとりあえずそれなりと も言え、文句のつけようもない。
 近所の常連さんだろうか、デブが相席になり、いつものようにいつものラー メンを注文する。入店直後、間髪をいれずカウンターのババアに好みを告げる と、その希望は反映されるらしい。時々、“… 固め… ”とかなんとか意味 不明の単語が飛び交っていたが、上手く聞き取れなかった。そうこうするうち 、ラーメンが来た。なるほど安いわけである。これでは替え玉も替え肉も50 円のはずだと納得させられるなんともお粗末な陣容で、これでは行きつけの『 都そば』の方がまだ、マシなんじゃないか? とさえ思った。ま、それはさて おき、問題は味なのだ。こころして食べる。
 スープのコク、獣臭、麺、チャーシューとそれぞれ、今までに食べなれた長 浜ラーメンとなんら変わるところはなかった。スープが極端に濃厚なわけでも なく(ま、それは来店した時間〜午後2時半 にも拠るとは思うのだが)、獣 臭がひどくて食欲がなくなるわけでもなく、チャーシューの立派さに虜になる わけでもなく、ただただそこには細麺のいわゆる長浜ラーメンがあるだけだっ た。この内容で400円は妥当だが、諸費高騰の折、安いという評価を下すべ きなのかもしれない。そしてそれがこの店をとりあえず、一番店にしているの かもしれない。

明らかにこの大先生は地元の値段スタンダードを、自分の値段スタンダードで計っている。自分の尺度でしかものを見られないという典型的な「アレ」である。ちなみに元祖の価格は、最近では常に市内の価格帯の下限付近に貼り付いている。(100円ラーメンは除く。)そして市内のラーメンの価格は、東京の価格から200円程安いと言うのが相場である。

 相席のデブはさらに慣れた手つきで、テーブルのやかんから何かをラーメン に入れている。黒い液体なのだが、おそらく替え玉を注文した際に、スープを 注ぎ足すためのタレかなにかなのだろうと思って、彼に習って、自分のラーメ ンにも入れてみた。やっぱりちょっと獣臭が気になったからだ。何度か入れて は食べ、入れては食べしているうちに、スープの色が変わってしまい“しまっ た!” と思った時はもう遅かった。実のところそれはただの醤油であり、ス ープはうっすら黒味がかって、最早しょっぱすぎ、どうしようもない代物に成 り果てていた…

タレはまさにタレとして使えるように味を整えたものであって、ただの醤油でないことは行ったことのあるものなら皆知っていること。というかちょっと味の分かる人間なら気が付くはずだし、第一油が浮いているのになぜ「ただの醤油」と判断するのか、この人の判断力は常人とはかけ離れているようである。

 博多の新名所とも言うべきキャナル シティでの大宴会を終えると、夜の屋 台を見物に出かけた。ここと日本有数の歓楽街である中洲とはもう目と鼻の先 であり、那珂川を渡る春吉橋の周辺はいわゆる屋台ゾーンである。ここには那 珂川を挟んで有名屋台とされる『一竜』『呑龍』が出ている。どちらかに行っ てみようと思っていたのだが、『一竜』はかなりの行列が出来ていて時間がか かりそうなので止めた。橋を渡って向かいの『呑龍』に行ってみると、意外に もテーブル席が空いていたので、さっそく陣取る。まずは屋台の常識、値段の 確認である。ラーメン 600円。これは“意外に安いな” と思った。さっ そく、ラーメンとビールを注文。屋台だけに調理のスピードは速い。屋台なん て本来、長居するところではないし、屋台の方にしても客単価が低いのだから お客さんの回転率が勝負。たいした注文もせず居座る客など迷惑以外のなにも のでもないはずだ。

ここでもまた自分の尺度で価格を見ている。「屋台の600円ラーメン」は、地元民ならだれでも観光客相手の「×××」な商売だと知っている。

 さっそく、いただく。“とんこつラーメン”のはずなのだが、獣臭は一切な かった。ここで思ったのはいわゆる、“とんこつラーメン”として一まとめに されている長浜系と博多系は明らかに違うラーメンだということだ。長浜系が あえて獣臭を前面に押し出した野趣に富んだ地方色を強調したものであるのに 対し、博多系はあくまでも総合的で都会的になっている。それは良い意味でも 悪い意味でも、アクがなくなり、万人受けを狙ってマイナー チェンジを繰り 返した結果なのだろう。

出た〜〜〜!これが本文でも触れた、「象の尻尾だけを撫でたことしかないくせに象の一般論を語る馬鹿」というやつだ。この大先生のお説では「長浜系と博多系は明らかに違うラーメン」で、「長浜系があえて獣臭を前面に押し出した野趣に富んだ地方色を強調したもの」なのに対して「博多系はあくまでも総合的で都会的になっている」そうで、なぜそうなったかというと「それは良い意味でも悪い意味でも、アクがなくなり、万人受けを狙ってマイナー チェンジを繰り返した結果なのだろう。」だそうだ。はあ〜、そうなんですか。前の「戦争にケリを付ける」話でも感心したが、ここでもその妄想力の凄ましさ、そして堂々と妄想を語る大胆さには恐れ入る。こっちはもう脱力あるのみである。

 気になったのはスープの味が、なんと筆者のフェイヴァリット インスタン ト“エースコックのワンタンメン”にそっくりだったことだ。もちろん断言は できないのだが、これは化学調味料ではないのか??? 屋台で本格的な焚き 出しのスープを期待する方が間違っているのだろうか? それとも屋台はやは り、屋台のオヤジや相席のお客さんと会話を交わしたりする風情を楽しむもの と割り切るべきなのだろうか?

これも本文で述べたが、博多ラーメンの基本は化学調味料でむりやり付けた味であり、これがデフォルトである。むしろそれ以外の何かに凝ると博多ラーメンらしさが無くなってしまう。それと屋台のラーメンは呑んだ後に締めるのが目的なので、薄めのスープが多いのは常識。というか、繰り返すがこの大先生、地元で本物の博多ラーメンを食べたのはここで2軒目だということを忘れてはならない。どうしてそれで「本格的な焚き出しのスープ」とか言えるのか?本格的も何も、比較の対照は直前に食べた元祖長浜屋だけのはず。(ちなみに元祖長浜屋のラーメンは市内でも相当薄い方に入る。)「本格的な焚き出しのスープ」って、一体何を指しているのか?御自分の付近のラーメンがそうならそれを食べていればいいだけだと思うが?訳が分からない。

 ダウンタウンの浜田がやっていた『人気者で行こう!』の目玉コーナー“芸 能人格付けチェック”でも、人間の味覚というものは、いかにいいかげんなも のか!(例 ザリガニとイセエビの味が見分けられない とか) ということ はイヤと言うほど分かっている。
 最近、いっしょに寿司を食べた友人が、“このマグロ、ネタはいいんだけど 包丁の入れ方が気に入らない” という筆者の想像もしなかった角度からの批 評をしたのを聞いて、筆者は自分の味覚にめっきり自信がなくなっている(苦 笑) しかし、それにしてもこのスープの味は浅いというか、薄っぺらいとい うか… 味の輪郭がくっきりキワ立ち過ぎて、押し付けがましくはないか?  まさに整えられた味という感じがするのだ。
 複雑な思いでラーメンをすすっていると、屋台にとって天敵のような居座り 系オヤジが横の空いていた席に乱入してきて、上機嫌でやたらと話しかけてく る。そこからはラーメンを吟味するどころではなくなってしまい、結局、真偽 の程はよく分からず仕舞いで終わってしまった。
 そう言えば、昨夜、日テレ系の『どっちの料理ショー』で<札幌ラーメンv s.博多ラーメン>を放送していたが、博多ラーメンが負けたのだった… 『 呑龍』のオヤジは“そりゃあ、旨いところが出てないからなぁ〜”なんて話し ていた。

  参考写真 一蘭のラーメン(提供 レイたん)  筆者の第一回(二回目なん てあるのか?)“博多ラーメン 食べ歩き紀行”は、こんな具合で非常に不本 意なまま全日程を終了した。本来なら、ここからさらにラーメン店の老舗の『 一風堂』や『一蘭』にも行くべきだったのだろうが、制約の多い社内旅行のこ と。今度は自前で来るしかないだろう。

最後まで笑わせてくれるお方である。「ラーメン店の老舗の『一風堂』や『一蘭』」でございますか。まあ一風堂はもう20年の歴史を持つし、一蘭だってその「前身」からカウントすると歴史は長いのは確かだ。だけど普通「老舗」ってのは地元の伝統的な味を提供し続けている店を指すだろう?よりによって伝統的な味とは全く異なる路線をひた走る店を挙げて「老舗」ですか。というか他の「老舗」に付いてこの先生はどれだけご存知なのか?


一読して、地元の事情、博多ラーメンの実体に付いて全く知識が無いこと、また実食体験も「老舗の一風堂、一蘭」の東京のどこかの支店や新宿の「博多天神」程度でしかなったことが分かる。そして自分の周囲の出来事を標準としてすべてを計ると言うお決まりのアレ、そのくせ強力な妄想力と、それが現実とどれだけかけ離れているかに対する恐れを全く持たない傲慢さがこのような『怪奇なレポート』を生み出すのだと言える。私が本文で述べたことに対する、まったく素晴らしい実例である。「無知のくせに傲慢」と言うパターンは、この手の呆れるばかりのサイトに共通する特徴であると言える。

で、三つめの博多ラーメンって一体何だったんですか?(笑)

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